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特に3個下の後輩達(男4人女子2人)は毎日来てくれていたので、1番可愛いがっていました。
だからこの学年だけ男女一緒に練習していました。
そんな楽しい日々が続いていましたが、気付けば自分は高2になっていました。
もうそろそろ進路も行きたい学校も決まっていたのですが、自分の今の成績ではまだその学校には行けないと先生に言われ、相談の結果部活を辞めて勉強に専念する事に決めました。
顧問「今日から○○先輩(自分)が陸上部を辞めます。じゃぁ○○先輩から一言」
自分「えーっと、実は俺はK大学を目指していて、今の成績ではまだ行けないと言われたので、勉強に専念しようと思います。皆今までありがとう、そして自分みたいな先輩に絶対ならないように」
顧問「じゃあ皆から一言ずつ」
皆嬉しい言葉や寄せ書きをくれたりして、凄い嬉しかったです。
正直もっと居たかったなぁ~って思いました。
その日の部活が終わった後、3個下の後輩のうちの1人の女子が自分に話しかけてきました。
仮にその子を彩とします。
彩「○○先輩、この後校門前に来てくれませんか?話があるんですが…」
自分「え?いいよ」
彩「じゃ、じゃあまた」
(話って何だろう?まさか告白とか!?いやいやいやそれはないだろ)
こんな事考えながら校門前に来てみると既に彩は来ていました。
彩「あ、○○先輩来てくれたんですね」
自分「うん、ところで話って?」
彩「あ、えーっと私○○先輩の事が好きです。もしよかったら私と付き合ってくれませんか?」
(う、嘘だろーーー!?)
自分「え?じょ、冗談だよね?」
彩「違います。私最初は○○先輩をお兄ちゃんみたいだと思って接していたのですが、段々とそうではなくなってきて…」
彩の顔は真剣だったので、この話は本気のようでした。
でも、当時付き合ってる子がいたので
自分「……俺さ、実は彼女いるんだ。俺、その子が凄く好きだから彩とは付き合えない。……ごめん、気持ちは嬉しいけど……それに、何て言うかさ、彩は妹みたいな感じで接していたから、そういう目では見てなかった……本当にごめん」
彩「………分かりました…今後も普通に接してもいいですか?」
自分「もちろん…これからもよろしく」
彩「ありがとうございます」
そう言うと、彩は走って行きました。
(何か悪い事しちゃったな……でもこれでいいよな)
それから数日後、彩からメールがきました。
彩「○○先輩、ちょっと宿題で分からないところがあるんですが…よかったら教えてもらえませんか?忙しい中すいません」
(うーん忙しいけど、まあいいか)
自分「いいよー、じゃあいつにする?」
彩「うーん、今週の日曜日は空いていますか?空いているなら私の家でどうですか?」
(家?何で家?)
と思いましたが、別にいいやと思ってオッケーしました。
そして日曜日、彩の家の最寄り駅の待ち合わせ場所に着くと、
彩「○○先輩ーー!忙しい中すいません!」
自分「そんな事ないよ、ちょうど暇だったし」
彩「ありがとうございます……じゃあ行きましょうか」
こんな感じで彩の家に向かいましたが、彩の家は大きかったのでかなり驚きました。
彩の両親は出掛けているみたいでした。
自分「そういえば彩って兄弟いたっけ?」
彩「いえ、いませんよ」
勉強は彩の部屋で教える事になりました。
自分「てか、彩が制服以外の服を着てるの初めて見た」
彩「…そうですか?あ、ちょっと待ってて下さい」
すると、彩はジュースを持ってきてくれました。
ちょうど喉が渇いていたのでジュースを一気に飲み干しました。
しばらく雑談した後、そろそろ勉強しようかと言おうと思ったら、急に凄い睡魔に襲われて眠ってしまいました。
しばらくして目が覚めましたが、まだ意識が朦朧としていて、何か寒いし、何故か腕が上がっていました。
あれ?って思っていると後ろから彩の声が聞こえました。
彩「すいません……○○先輩」
自分「え?って彩!?な、何してんだ!?」
よく見たら自分は裸にされていて、腕と脚が拘束されていました。
自分「どういう事だよ!」
彩「私……やっぱり○○先輩の事諦める事ができません」
そう言うと、彩は急に自分のアレをしごき始めました。
自分「ちょ、ちょっと彩、やめろ!」
ですが、彩はやめる様子はありません。
次第に自分のアレが勃ってきたのが分かりました。
すると、彩は口で自分のアレを咥え込みました。
自分「おい、やめろって汚いって!」
彩「先輩……気持ちいいですか?」
自分「おい、やめろってやばっ出る!」
そのまま彩の口の中に出してしまいました。
でも、彩は吐き出さず、丁寧に飲んでくれました。
ちょっと嬉しかったのを覚えています。
そして今度は彩が服を脱ぎ始めました。
その瞬間ゾッとしてきて
自分「おい、それだけはやめてくれ。俺まだヤった事ないんだ!」
彩「え!?そうなんですか?彼女いるんじゃないんですか?」
自分「ヤってないどころかキスもしてないよ。だからやめてくれ。今やめたら黙ってておくから」
彩「じゃあ私が初めてを貰えるわけですね……なんか嬉しいです」
そう言うと彩は自分の体に跨ってきました。
そして彩は性器に自分のアレを入れてきました。
自分「ちょちょっと待て!」
それから彩は自分が何を言っても全く返事をしてくれませんでした。
そこからはずっと自分の上で腰を振っていながら、
彩「○○先輩好きです、大好き!」
とずっと言っていたのを覚えています。
自分のファーストキスも童貞も彩に奪われてしまいました。
挿入して10分くらいで彩の中に出してしまいました。
最初は焦ったのですが、どうやら安全日だったらしいので、内心ホッとしました。
行為が終わってからしばらくして、彩は拘束を解いてくれました。
彩「あの……○○先輩…」
彩は何か言いたげそうでしたが、自分はあまりにもショックを受け過ぎていたので、無言のまま彩の家から出ていきました。
その日の記憶はここまでしか覚えていません。
この後どうやって帰ったのかすら覚えていません。
翌日、学校で明らかに様子が違ったからでしょうか、彼女や友達がかなり心配してくれました。
学校で彩に会う事は何回かありましたが、向こうは笑顔で挨拶してくるけど、自分はあの事を思い出してしまうので、とても挨拶なんて出来ませんでした。
そんな日々が続いて1ヶ月ぐらいが経った頃、そろそろ自分も落ち着いてきてきました。
そんな時、親友が話かけてきて、
親友「○○、お前彩ちゃんと何かあったのか?」
自分「え!?何で……お前」
親友「実はな俺の部活の後輩の女の子が彩ちゃん最近元気なくて、聞いたら"○○先輩に謝りたい"って言ってたらしいけど……何があったんだ?」
自分「……言えるか、アホ」
親友「そっか、でも今度会ったら声ぐらいかけてやれよ」
自分「おう、サンキュー」
彩が悩んでいると聞いて、何か自分が悩んでいたのが小さく思えました。
そして今度彩と会って、とりあえず会って話をしようと思いました。
それが2人にとってもいい事だと思ったからです。
とりあえず彩にメールを送ってみて、
自分『彩、今度の日曜日会えない?』
彩『どうしてですか?』
自分『やっぱり話し合った方がいいと思うんだ』
彩「……分かりました」
自分『じゃあ○○駅の前にあるスタバに10時で待ち合わせな』
彩『分かりました』
そして約束の日曜日、待ち合わせ場所に来た彩は前とは明らかに様子が違っており、顔も全然笑ってませんでした。
とりあえずスタバに入って話そうと思いましたが、なかなか話せず、凄く気まずい時間が、流れました。
ヤバい…何か話そうって思った瞬間、彩が急に
彩「○○先輩ごめんなさい、本当にごめんなさい。私○○先輩に酷い事してしまいました。本当にごめんなさい」
と頭を何度も下げてきました。
隣のお客さんがこっちをガン見していましたが、彩は気にせず何度も謝ってきました。
自分「……彩さ、俺最初は凄くショック受けたけど、もう今は彩の事恨んだりしていないよ。だからさ、もうそんな悲しい顔しないでくれよ」
今思い出すと恥ずかしい歯が浮くようなセリフで、一生懸命彩に自分の気持ちを伝えました。
彩はその言葉を聞くと、ずっと下げていた頭をやっと上げてくれました。
その時気付いたのですが、彩はずっと泣いていました。
彩「○○先輩……ありがとうございます」
自分「んじゃ、この話はもう終わり。てか場所変えようか…その……あれだし…」
彩「…そうですね」
彩は久しぶりに笑ってくれました。
その後カラオケとかに行って楽しみました。
彩の幸せそうな顔が見れて本当に嬉しかったです。
その日の事は今でも覚えています。
晩御飯が自分の嫌いな八宝菜だったけど、いつもの百倍美味しかったのをよく覚えています。
それから数日後親友と昼飯を食べていると、急に彼女が近づいてきて
彼女「○○、最近楽しそうね」
自分「ん?そか?」
彼女「彩ちゃんと仲直りしたから?」
自分「え、な、何でそれを?」
親友「○○、あの…そのな…」
自分(て、てめぇーな)
後日親友には腹パン食らわせました。
自分「ま、まあね」
彼女「ふーん、後で自習室来て」
自分「え?ちょっと待ってて」
それだけ言うと彼女は去っていきました。
自分「親友くーん、どゆ事?」
親友「本当にすいませんでしたー!」
親友は土下座をしてきました。
話を聞くと、親友が他の友達に彩の話をしているところを彼女が聞いてしまったらしいです。
とりあえず自習室に行くと彼女がいました。
彼女「あのさ、別れてくれない?てか私と別れて」
自分「へ?冗談だろ?」
彼女「マジだって」
自分「な、何でだよ」
彼女「もう好きじゃない…だから彩ちゃんと付き合ってあげなさい」
そう言うと彼女はどっかに行ってしまいました。
それから彼女に話しかけても全然喋ってもらえず、メールの返事も返ってきませんでした。
それからしばらく経ってから女友達が、
女友達「○○、彼女に振られたの?」
自分「……うん、まあ」
親友「いやー実はな」
自分「てめぇーは黙ってろ」
親友「はい、すいません」
女友達「彼女、凄く落ち込んでたよ」
自分「何で?」
女友達「○○は私より彩ちゃんの方が好きみたいだったって言ってたよ」
自分「……」
正直に言うと彼女より彩の方が好きでした。
それを察してくれた彼女は…本当に申し訳ないと思いました。
後日、彼女に正直な気持ちと感謝の気持ちを伝えました。
それから1年後、自分は高3になりました。
受験も終わり、自分の目指していた大学に無事合格して、いよいよ卒業式に近づいている時、彩から連絡がありました。
彩「○○先輩、明日陸上部の部室前まで来てくれませんか?話したい事があります」
自分「いいよー」
大体話してくる内容は分かっていました。
そして翌日、陸上部の部室前に来てみると…彩が1人でいました。
その後ろには他の部員達が隠れながらこちらの様子を伺っていました。
彩「あ、あの○○先輩、やっぱり私○○先輩が好きです。付き合って下さい」
やっぱりなーと思いました。
自分「うーん、じゃ…俺の大学に受かったら考えてもいい」
彩「え?………はい」
自分「勉強分かんないところがあったらいつでも教えるから」
後ろに隠れていた部員は残念そうでしたが、彩は何故か嬉しそうでした。
それから3年間ずっと彩の家庭教師を務め(無料)、彩を自分の大学に受からせる事ができました。
彩以上に、自分がホッとしていました。
そして……、
自分「彩、今までずっと頑張ったな。これからは俺と結婚前提で付き合って下さい」
3年間ずっと言いたかった言葉をやっと言えました。
彩の両親の前だったのでかなり緊張しましたが、彩の両親も大賛成してくれました。
肝心の彩は…凄く泣いていました。
そっから2時間ずっと泣きっぱなしでした。
その日は色々疲れたけど、人生で最高の1日でした。
最後に…この文章を書いている時、泣きそうになりました。
自分は周りの人に恵まれてるんだなぁ~って思いました。
そして、運命っていうのは本当にあるんだと分かりました。
この文を読んでくださる人にも自分以上の幸せがくる事を祈ります。
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