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彼は太ももの中程までしか湯に浸かっていません。
薄暗い中でも、股間のアレがぴんとそそり立っているのが見えました。
彼はどんどん私の傍に進んできて、私の顔の前にソレを突き出します。
もうじっと見つめるだけしか出来ませんでした。
彼はソレをさらに突出し、その先端を私の口に触れさせます。
咥えるでもなく、避けるでもなくじっとしていると、彼は私の顔を両手でそっと挟み、口の中へと押し込んできました。
つい私が口を開け彼のソレを含むと、そっと私の耳元で囁きます。
「外で待っているのは旦那様?心配して一度脱衣所まで入ってきたけど、戻ってきた俺と顔を合わせると、そそくさと出て行ったけど」そういう優柔不断な態度は、全く夫です。
彼のソレを含みながらそっと頷くと、「じゃ、長く待たせるわけにはいかないね」と言って私を立たせ、湯船のふちに手をつかせると、後ろからズブリと入れてきました。
股間の口から侵入してきた硬いモノで内部から押し広げられるその快感に、思わず声を飲みました。
もちろん声を出すわけにはいかず、その声を出してはけないという辛抱が、股間に充足されたものから与えられる快感をより大きなものにしてくれます。
が、すぐにそれは引き抜かれ、私は思わず、落胆と抗議のうめき声を漏らしてしまいました。
ところが彼はすぐに私を仰向けにし、両脚は大きく広げられてしまいました。
薄暗い照明のもととはいえ、大股を開かさせられ、すぐ傍から私の恥ずかしい場所を見られています。
恥ずかしさのあまり、思わず両手で顔を覆ってしまいました。
するとすぐに彼の頭が股間の付け根へ、そして私の恥ずかしい処に彼の口が。
そうです。
私のクリが、彼の口で弄ばれ始めたのです。
夫からは経験したことのない愛撫。
クリは舌先で弄ばれ、そのあまりの快感に私は仰け反り、彼から離れようとしますが、腰をがっちりと抱きかかえられ逃げることは出来ません。
思わず彼の頭を掴み、私の体を彼の口に強く押し付けることで、彼の口の動きを封じ、彼からの刺激を弱めようとしても逆効果。
挙句に今度はクリが彼の口の中に吸い込まれ、その吸引されるときの快感は苦しいばかり。
たぶん悲鳴を上げてしまったと思います。
彼が口を離し、耳を澄ませているよう。
でも二人だけの世界は守られているようです。
再び私は俯せにされ、湯船の中でお尻を突き出すような恰好をさせられたと思うと、彼のさっきの硬い棒が、私の股間の穴を押し広げてきたのです。
激しいピストン、そして指先によるクリへの刺激が相まって私は即絶頂。
体を支えることが出来ずに洗い場の上へ上半身を乗せ、突っ伏してしまいました。
彼がいつ私の体から離れたのか気が付かなかったくらいです。
でも、「旦那が外で待ってるよ」との囁きで、思わず起き上がりました。
湯船から出ようとすると、彼のでしょうか、粘り気のある液体が股間から漏れ出てくるのがわかります。
恥ずかしさも忘れ、指を入れ掻き出し、温泉で洗い清めているうち、彼は隣の男湯へと戻っていきました。
疲れた体に鞭打つ感じで、急いで浴衣を羽織り、帯をきっちりと締め、女と大きく染め抜かれた暖簾を潜りロビーへ近づくと、イライラしながら待ている夫の姿が目に入りました。
夫の傍へ急ごうとしたとき、彼がいました。
柱の陰で、夫からは見えないところ。
袖を引かれ、私もその柱の陰に。
彼は浴衣の裾を割り、私の下着を脱がせ、自分の浴衣の袖に入れました。
ついでに彼の股間を私の股間の穴に差し込み、さすがにすぐに抜いてはくれましたが。
私は裾が少し乱れたまま、夫の傍へ急ぎました。
夫には「ゆっくりしすぎて湯あたりしたみたい」と言い繕いましたが、それをすぐに信じる夫の単純さに救われました。
部屋へ戻るエレベーターで、彼とまた顔を合わせてしまいました。
でも彼は平然とし、何事も無かったよう。
先にエレベーターを降りた私に、夫に気づかれないようウィンクしたのが最後で、それ以来、彼とは会っていません。
でも、どこの誰かわからない彼との出会いは一生私の宝物です。
今は夫から求められ、淡白な行為の後にこっそりとオナニーするとき、彼のことを思い出し、自分を慰めています。
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