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雪乃は可愛くて男子から凄くモテて、あたしの自慢の親友でした。
あたしの話を素直に聞いてくれるし、優しいし。
でも、まさかこの雪乃がこんな女だったなんて思っていませんでした。
この日は亮圭の誕生日で、あたしはサプライズをしようと亮圭の部屋に忍び込みました。
そして、クラッカーを片手に押し入れに隠れていました。
ガチャっと玄関の開く音。
微かに亮圭と誰かの声が聞こえました。
あれ?亮圭って1人暮らしだよね?と、思いながらも身を潜めていました。
ガチャと亮圭の部屋が開きました。
雪乃「おっ邪魔しまーすぅ☆」
と、雪乃の可愛い声が聞こえた。
あたしは、
(えっ?雪乃!?)
と思い、押し入れを少し開けた。
やはり、そこには少し露出の高い服を着た雪乃と亮圭がいた。
雪乃はベットに我が物顔で座った。
そして、亮圭を誘うようにミニスカートから出ている白くて長い脚を見せつけるように亮圭に言った。
雪乃「ねぇ、夏希と別れて雪乃と付き合ってよ?」
と、言うと亮圭は戸惑いながら
亮圭「でも…………」
雪乃「雪乃……亮圭君が好きなの……!!」
と、雪乃は涙目で告白。
………ズルいよ、そんな可愛い泣き顔。
亮圭「……お、俺も雪乃が好きだ!!」
と、言って2人はあたしの目の前でキスした。
亮圭「んっ…雪っ…乃………!」
と、雪乃の名前を呼ぶ。
…………嫌だ、あたし以外の女に触らないで………!!!
でもあたしはショックで体を動かす事も出来なくなった。
雪乃「亮っ……んっ……圭………しよ?」
と、雪乃が亮圭をベットに連れ込む。
亮圭は受け入れたように、雪乃を愛しいとここまで伝わるように大切に愛撫でしていく。
……………許せない!!
あたしは押し入れを勢いよく開けた。
あたし「ちょっと、雪乃!?どういう事!?!?」
雪乃は亮圭にしがみつく。
亮圭「何で夏希がいんだよ!?!?」
雪乃「………亮圭君、少し静かにしててね」
と、笑いかけると脱げかけの服を整えてあたしの方に近づいてきた。
雪乃「ごめんね?夏希………亮圭君、あたしの方がいいみたい」
と、ニコニコする雪乃。
夏希「っなんなのよっ……!!!」
と、爪で引っ掻こうとした瞬間。
雪乃「今、やるとヤバいのは夏希の方なんじゃない?」
と、言われる。
確かにそうだった。
今、あたしの目の前には好きで好きで堪らない亮圭がいる。
もしかしたらちょっとしたすれ違いかも知れないし………あたしは静かに手を離した。
雪乃「じゃあ、次は亮圭君に聞くね?夏希と雪乃、どっちを彼女にするの?」
と、椅子に座り脚を組む雪乃。
亮圭「それは………!!」
あたし「勿論、あたしだよね!?」
あたしは亮圭の袖を引っ張った。
でも、それは冷たく返され亮圭は雪乃の元に行った。
そして、雪乃に向かい
亮圭「俺は、雪乃が好きだ」
と、告白。
雪乃は当然のように亮圭に抱きついてあたしの居場所を無くした。
あたしは、走って逃げました。
でも…………亮圭の事が今でも好きなのは、真実。
今回は寝取られだったけど、次はまたこの3人のエピソードを話したいと思います。
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